列車選別裝置に組み込まれる

踏切遮斷時閒の制御のための列車選別裝置の導入にあたり、種別の誤設定の防止の方法として運轉士用時刻表と一體化させることとなりました。

實際の列車選別裝置の稼働に先立ち、昭和43年12月1日から現在見られてゐる運轉士用時刻表の樣式に變更されました。

同じやうな運轉士用時刻表を用ゐた列車選別裝置は、南海でも採用されました。大きさは南海のはうがかなり小さいです。

なほ、南海ではこのタイプのものは既に無くなつてをり、メモリーカードを用ゐ電子式スクリーンに表示する方法に變更されてゐます。

設定可能な列車種別は6種で、下側の突起の位置によります。
神戶線では、
突起位置が一番左は、普通 (上の畫像)
左から二番目は、通勤急行
眞ん中は、急行
右から二番目は、快速急行または準急 (行樂期の嵐山直通特急)
一番右は、特急または通勤特急
突起無しは、囘送または試運轉など
となつてゐます。

上の畫像は列車選別裝置の突起を檢知する五カ所のスイッチです。(白い丸形)

また、上りと下りは表裏になつてゐます。その插入向きを閒違へないやうに右側の黑い部分が非對稱に凸んでゐます。

上の畫像は上り列車用の插入口で右側が手前に凹んでをり、逆面での插入ができないやうになつてゐます。